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見えにくい困難をかかえる子どもたちを描いたヒット作『きみの存在を意識する』著者の新作自分の街に白杖の人がいるとは思っていなかった夏鈴が知らなかった世界であらたな視線、意識を得て、変わっていく物語 * * * * *夏鈴が電車で見かけた青年は、白杖を使っていたのに、席をゆずられたら、座ってスマホを見はじめた。詐欺? 文句を言おうと話しかけたことから、思わぬ交流が始まる。夏鈴の祖母は、見えない・聞こえない・話せないヘレン・ケラーを「三重苦」だと言うけれど、盲ろう者だとわかった彼は、そんなふうには見えない。一方、大好きな親友の茉白は、障害があると対等な友だちにはなれないと言い、夏鈴はその言葉に大きく動揺する。なぜなら−−
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出版社からのコメント
見えにくい困難をかかえる子どもたちを描いたヒット作『きみの存在を意識する』著者の新作自分の街に白杖の人がいるとは思っていなかった夏鈴が知らなかった世界であらたな視線、意識を得て、変わっていく物語 * * * * *夏鈴が電車で見かけた青年は、白杖を使っていたのに、席をゆずられたら、座ってスマホを見はじめた。詐欺? 文句を言おうと話しかけたことから、思わぬ交流が始まる。夏鈴の祖母は、見えない・聞こえない・話せないヘレン・ケラーを「三重苦」だと言うけれど、盲ろう者だとわかった彼は、そんなふうには見えない。一方、大好きな親友の茉白は、障害があると対等な友だちにはなれないと言い、夏鈴はその言葉に大きく動揺する。なぜなら−−